徳島合宿レポート①

徳島合宿レポート①

テーマ:ブログ

こんばんは!
松澤優希です😊

簡単に自己紹介します🙌
横浜出身で、中学からずっと女子校に通っています!特技はバトントワリングです✨



では、徳島合宿についてレポートします!


今回の合宿で地方に関する見方や考え方が大きく変わりました。私は初めて徳島県美波町を訪れましたが、町の第一印象は、「のどかで自然が多い。人がいない。」という都会とは正反対で、いわゆる田舎という雰囲気でした。「どこで買い物をしているのだろう?」「車を使う生活は不便ではないのだろうか?」という疑問が生まれ、初めはあまり美波町に対してポジティブな印象を持ちませんでした。今回のテーマであった「地方創生が本当に必要か否か」について、最初は答えが出せずにいました。
しかし、行政の方々や地元の漁師さんに歓迎会を開いていただいたり、町散策、地元の企業に訪問させていただいたりする中で、美波町の方々の温かさに気付きました。地元の方々自身も、「美波町はどんな人でもウェルカム」とおっしゃっていました。それは、出身も年齢も性別も関係なくどんな人でも家族のように受け入れたいということでした。
私が地方を訪れてわかったことは、地方には地域の強いコミュニティがあるということです。コミュニティのおかけで「つとめ」といわれる、地域内でのボランティア活動をし、互いに助け合いながら生活することができるそうです。都会に生活する私たちにとって地域の強いコミュニティは想像しにくいものですが、地域の方々のお話しをきいて、コミュニティの大切さに気付きました。
「地方創生」という言葉は、個人による捉え方で大きく異なると思います。「地域活性」「日本の人口増加」「東京一極集中の是正」などさまざまな捉え方があるのではないでしょうか。グループワークで、私たちは「地方創生」の定義について考えるのが大変でした。最初の課題で、「地方創生が本当に必要か否か」について、まずどの立場から地方創生について考えるべきなのかということを話合いました。そして私たちが気づいたことは、都会で生活していると、地方が消滅してしまうかもしれないという危機感がないということです。地方が消滅すればいずれ東京の人口も減り、日本が消滅してしまうかもしれないというデータは明らかになっていることは事実です。しかし、それは近い将来の話ではないため、都会に生活する若者はほとんど意識がなく、ニュースとして聞き流す程度です。一方、地方で生活する人にとっては、地方創生は必要であり、人口減少を食い止め、若者を町に呼ぶことで町を活性化するべきだと考えるでしょう。さまざまな意見を出し合いましたが、私たちは「地方創生が必ずしも必要であるとは思わない」という答えを出しました。これは、都会でしか生活したことのない若者からの視点で考えた意見です。
しかし、2日目以降の町散策や企業訪問を通して私たちの考え方は大きく変わりました。
美波町の町散策は、地域のボランティアの方が無償で案内してくださっています。町を歩きながら、ひとつひとつ町のことを解説してくださいました。質問にも丁寧に回答してくださり、美波町が好きな気持ちが伝わってきました。また、美波町の課題についてもお聞きすることできました。
私たちのグループは、居酒屋つくしさんと地域活性に力を入れている企業、あわえさんに企業訪問させていただきました。最初にお伺いしたつくしさんの店長さんは、美しい自然や地域の方々のコミュニティがこの町の魅力であるとおっしゃっていました。さまざまな国を旅し、美波町に移住してきた従業員の方は、都会のように人が多すぎないところが好きで、仕事とプライベートの有意義な時間の使い方を自然と考えるようになったとおっしゃっていました。また、働き方をひとつにこだわらず、ライフスタイルに合わせた働き方を選択してもよいという考え方が印象的でした。
次に訪れたあわえさんでは、企業の誘致や地域課題を解決するためのクリエーターズスクールという人材育成プログラムを行うなど、地域活性につとめています。実際に町に住み、生活することで違う世代と触れ合い、視野が広がったとおっしゃっていました。美波町の紹介が飛行機内の雑誌に掲載された際に町の人々が喜んでくれることがうれしく、仕事のやりがいになるという言葉が印象的でした。地方創生のために行ったことが地域の人々を元気にするという、まさに地域活性化となるお仕事をされていると感じました。
私たちは美波町の方々のお話を聞き、「若者が美波町に移住するには」という最終プレゼンを行いました。私たちのグループが課題としてあげたのは、いかにして若者を美波町で定住することができるかということです。残念ながら美波町で長年定住する若者は多くありません。そのため若者が人生設計をしやすい環境作りを提供することを提案しました。高校・大学進学で一旦町を離れることがあってもまた戻ってきて就職しやすい環境作りが必要であると考えたからです。
私は、この合宿を通して多様な働き方について考えが深まりました。都会では多くの人が働き方はひとつであるという考え方をもっていますが、ワークライフバランスが整っている働き方のほうが、仕事効率が上がり、充実した生活を送れるのではないかと思いました。今後就職活動をしていく上で、参考にしていこうと思いました。

f:id:hodazemishowa:20161013181718j:plain
美波町の海!とっても綺麗でした✨

f:id:hodazemishowa:20161013181757j:plain
グループで夜遅くまで作業したのは良い思い出です😊